【1泊800円台〜】西成のドヤ(簡易宿舎)は女性でも泊まれる?実際に泊まってルポしてみた

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ごきげんイカが?イカ子(@Gokigen_ika_ga)です。

 

あいりん地区の最寄り駅「動物園前駅」「新今宮駅」近辺には、ドヤと呼ばれる簡易宿舎が至る所に存在する。

その数は年々減少傾向にあるが、あいりん地区には1泊500円から泊まれるドヤがまだまだ健在だ。

こちらはあいりん地区にある一泊500円の「旅館 かなめ」

500円となると男性でも思わずブルッてしまうほどボロい内装で、個室の鍵が壊れてたりとセキュリティもかなり甘いようだ。

▼詳しくはYouTuberタケヤキ翔さんが紹介されているので、そちらをぜひ見て欲しい。

※当然だがこのレベルのドヤには女性は泊まれない。男性でも冷やかしだと判断され、断られる場合がある。

 

近年では新今宮駅周辺のドヤは、大阪の主要観光地へのアクセスの良さ、宿泊料金の安さから外国人バックパッカーが急増している。

そういった観光客へのニーズの増加もあり、元々労働者向けに建てられたドヤが改装され、女性でも宿泊できそうな綺麗な施設が増えてきたのだ。

 

今回は、私が西成生活中に宿泊した中で、厳選した4つの施設をご紹介していこう。

紹介の条件として

・ネットで簡単に予約できる(当日交渉はハードルが高いと感じたので)

・最低限の清潔感があり、個室であること(ドミトリーなどは省いた)

・滞在中、トラブルなどが起きなかったか

という、利便性と安全性を重視した。

ホテル サンプラザⅡ【ノマドもできそう!?清潔感たっぷり高級ドヤ】

新今宮駅界隈の格安宿を多数展開しているジュノングループが経営するホテル サンプラザⅡ

動物園前駅2番出口を上がれば、目と鼻の先にある。

駅近ということもあり、宿泊者には日本人の女性客も多く見られた。

agodaというサイトで予約をし、料金はチェックイン時に払うシステムだ。

ネットでドヤを簡単に予約できる、いい時代に生まれたのである……。

当初、洋室シングルで予約していたが、女性専用フロアの部屋が空いているというので、受付の方が機転を利かせて変更してくれた。

1泊の宿泊料金は1,900円(2018年5月時点)。難波のネットカフェのナイトパックと同等の値段だ。

これでも、この地域のドヤの中では「高級」なのだ。

 

鍵が渡され、早速エレベーターで女性専用フロアへと向かった。

エレベーター内に「4500円以上で2000円キャッシュバック」とのポスターが。

タダでさえ安いのに、正気のサービスなのだろうか?笑

廊下は一般的なホテルと変わらないぐらい清潔感がある。

女性専用フロアは、もちろん男子禁制なので、安全して過ごせる。

こちらが、女性専用フロアのシングルルーム。まず目を引くのが、ハートだらけの壁紙だ。

フェミニンさのかけらもない私にとって、この女子感溢れすぎる部屋には面食らってしまった。

部屋の大きさは大体3畳ほど。ちゃんとした机はないため、作業等をするには適さない。

だが、寝るだけ&瞑想するにはちょうど良いスペースだ。

※ずっと壁を見つめていると、ハートに溺れそうである。

 

テレビと冷蔵庫もちゃんと付いている。

これで、スーパー玉出で買ったお惣菜もちゃんと保存できますね!

アメニティ(歯ブラシ・タオル)は、泊まる泊数分もらえた。

ロビーはコワーキングスペースのような感じになっており、料理ができるスペースもある。

Wifiとドリンク環境も揃っているので、PC仕事であればここ充分できそうだ。

ちなみに、サンプラザ2は住民票を置くことも、郵便物の受け取りも可能である。

キャリーケース1個程度の少ない荷物であれば、十分住めるなぁと思ってしまった(連泊割などもあるようだ)

西成で飲食店を経営されている方に聞くと、こうしたドヤを拠点としている「西成ノマドワーカー」も増えているそう。

西成には激安飲食店も多く、梅田・難波・関西空港へのアクセスも良いので、「都会型」のアクティブなフリーランスの方には、きっともってこいなのでは。

ホテルサンプラザ2のおすすめポイント

  • 清潔感たっぷりの内装
  • 女性専用フロアがあるので、安心安全!
  • コワーキングスペースばりの、ロビーの使い勝手の良さ
  • 住民票も移せる&連泊割引があるので、十分住める

2連泊以上するなら楽天トラベルで予約すると連泊割がありますし、agodaなら1泊でも通常料金より安く泊まれる。

公式ホームページで予約するよりだいぶお得でしたので、ネットでサクッと予約がおすすめだ。

ホテル サンプラザⅡ

住所:〒557-0002 大阪府大阪市西成区太子1-2-20

 TEL:06-6641-7303  FAX:06-6636-3444
チェックイン:07:30(最終チェックイン:23:30)
チェックアウト:10:00
交通アクセス:JR 新今宮駅東出口より徒歩2分/地下鉄 動物園前駅2番出口より徒歩1分
駐車場:無し

ホテル新今宮【カプセルなのに個室!?たこ焼き屋併設!?】

2つ目にご紹介するのは、ホテル新今宮

JR&南海本線 新今宮駅西出口降りて徒歩1分という好立地である。

そして眼前には日雇い労働者のメッカ「あいりん労働福祉センター」が道を挟んで向こうに広がる。

あいりん地区の象徴を、目の前で味わえるスポットでもある。

シングルカプセルルームで一泊1,390円(2018年6月時点)と、格安のため宿泊者は外国人旅行者が多かった印象だ。

チェックイン時間は14:00~24:00と夜遅くでも対応していただけるのはありがたい。

 

4階が女性専用フロアとなっていた。日当たりがよくてきもちE。

こちらがカプセルだ。客室1室にカプセルルームが入っている形式がとられている、トイレ・バスは共同。

なぜ、このような形式になったかというと、簡易旅館を建てる際に「階層式寝台を設ける場合は、2段式ベッドとすること」という

大阪市の取り決めがあるからだそうだ。

部屋内にはロッカーとデスクもある。寝る場所とその他スペースが完全に分別されている。

カプセルの中は、よくあるこういった感じだ。

タオルが今治タオルみたいな感じで、個人的には感触が気に入った。

このホテルの外には「たこトラ」というたこ焼き屋が併設されている。小腹が空いたらすぐ買いに行けるので非常に便利だ。

メニューはこちら。たこ焼きだけでなく、唐揚げやポテトなどの酒と合いそうなジャンキーな品揃え。

丼物もワンコインでいただける。

商品の梱包を待っている間、たこ焼き屋のご主人が優しく話しかけてくれ西成トークで盛り上がった。

たこ焼きは、ホテルの1階ロビーで実食。

女性限定サービスで烏龍茶をいただけた。もちろん、地元大阪の企業「サンガリア」製だ。

ちなみにこちらのロビー横にあるレストランでは350円朝食や日替わりランチが提供されている。

(3ヶ国語で書かれているあたり、このホテルの国際色の豊かさを表しているだろう)

肝心の泊まり心地はというと……

チェックアウトラッシュ時に差し掛かると、廊下がせわしなくなり落ち着かなかったが、それ以外は充分快適であった。

カプセル形式だが、個人スペースはしっかり確保されていて1泊1300円台〜、文句の付けようはない。

あいりん労働福祉センター脇名物、日曜朝5時から行われている闇市を見に行くにも、最高の立地だ。

(イカは早朝起きれず、見れず終いに終わってしまった……)

ホテル新今宮のおすすめポイント

  • 女性専用フロアがあるので、安心安全!
  • 1泊1300円程度という格安料金
  • たこ焼き屋&レストランなど、食の施設が充実
  • たこ焼き屋の店主が優しい(超主観)

 

ホテル新今宮

住所:〒557-0004 大阪府大阪市西成区萩之茶屋1-2-20

アクセス:新今宮駅(西出口)から徒歩にて約1分。

駐車場:近くコインparking があります。

チェックイン:14:00 (最終チェックイン:24:00)
チェックアウト:11:00

ホテル東洋【外国人バックパッカー御用達!アーティスティックホテル】

先ほどご紹介したホテルサンプラザⅡの道路を挟み反対側に位置するホテル東洋

1泊1500円(2018年6月時点)

こちらの宿もバックパッカー風の外国人が多いのだが、内装が超アーティスティックなのである。

早速ロビーから「西成」の文字が印象的なポップなアートがお迎えしてくれる。

廊下や階段の至るところに、色鮮やかな作品たちが展開されている。

そのバラエティの豊富さは見てて飽きない。まるで、ホテル全体が美術館のようだ。

  

 

“世界中のバックパッカーが集まるホテル”と謳うだけあって、多種多様な言語が飛び交っていたように思う。

私は時間の都合上行けなかったのだが、ラウンジではゲームで遊べたり、買ってきたご飯を食べながら、異文化交流ができるのだ。

このホテルの構造には少し難点がある。エレベーターがないのだ。荷物を担いで3階の部屋まで行くのが辛かった。

私は3階だったのでマシだったが、5階とかなるとかなりの息切れを覚悟せねばならない。

 

部屋は緑で統一されており、和を感じさせる雰囲気だ。

クーラーはないが、扇風機はあった。

あとミニマムなテレビがあった。コンセントはテレビ横にしかなかったので、テレビの分を引っこ抜いて携帯とPCの充電をした←

屋上にはカラフルな共有スペースがあった。この日はお天気も良く、日差しが気持ちいい。

奥にはあべのハルカスも垣間見えた。

トイレにも絵本の世界のようなアートが繰り広げられていた。癒されるなぁ。

  

外国人が多いとうるさそうなイメージだが、滞在中は落ち着いて過ごせた。

24時間使えるシャワールーム、ゲストキッチン、レンタサイクル(500円/1日)があり、設備の充実度合いがありがたい。

バックパッカーの街として変わりつつある「西成の今」を感じるのなら、この施設はオススメである。

ホテル東洋のおすすめポイント

  • 見てて飽きない壁アートに癒される
  • 多種多様な国の方と交流できるスペースがある
  • 充実の設備(特にレンタサイクルは便利)

  

ホテル東洋

住所:〒557-0002大阪府大阪市西成区太子1-3-5

TEL:06-6649-6348

FAX:06-6649-6348

交通アクセス:地下鉄御堂筋線 動物園前駅2番出口より徒歩2分 、JR新今宮駅 東出口より徒歩3分

駐車場:提携駐車場ご紹介 駐車料金18-00より翌朝10-00迄 1000円

チェックイン:14:00 (最終チェックイン:22:00)

チェックアウト:11:00

パークイン【一泊800円台〜!昭和を感じさせる激安宿】

最後にご紹介したいのがパークインだ。

ネットで予約できるシングルルームの中で最安、一泊800円台で宿泊できるのだ。

「まぁ、寝てシャワー浴びれればいいかなぁ……」

と最低限の機能が満たせればいいと、宿泊予約をした。

※実家に帰る往復の交通費より安い。

 

最終チェックインが23時と、遅くまでやっているため便利である。

宿泊料金はカードで決済済だったため、フロントで名前を伝えて鍵をひょいと渡されてチェックインは終わり。

廊下は暗くて少し不気味だったが、ワンフロアが狭い為すぐに部屋にたどり着いた。

滞在中、宿のスタッフ以外は一切人と遭遇せず、不思議であった。人のいる気配はするのだが。

写真の左側をみてみると、ドアの隙間が新聞紙で埋められており、ちょっと怖い。謎が深まるばかりだ。

 

部屋は古いが、昔の和の感じで趣があると考えれば、悪くない。

しかも800円台というお値段を考えると「寝るだけなら」という条件は充分満たしている。

そして、適度な「ドヤ」感もあり「西成に来たなぁ」と感じさせられる。

臭い、汚いなどもなく、清潔感はちゃんと確保されているようだった。

 

そして、こちらもエアコンなしの部屋だった為、扇風機が置いてあった。

6月時点だったので暑さ的には問題はなかったが、真夏だとエアコンなしはきついかもしれない。

時代を感じさせる形式のエアコンスイッチがあった。ボタンを押しても、うんともすんとも言わない。

昔はこの部屋にも、エアコンがあった名残なのだろうか。

シャワー室を探していると、掃除のおばちゃんがものすごく丁寧に場所を教えてくれた。

関西らしい「人情」を感じた瞬間であった。

薄いせんべえ布団だったが、ぐっすりと就寝できた。

 

この宿のチェックアウト時刻は朝9時30分、朝ゆっくりはできないが「泊まるだけ」なら何の問題もなかった。

電子レンジやポットもあるので、買ってきたお弁当も食べられる。

チェックアウトは、フロントにあるカゴに鍵を入れるだけでオーケー。

改めて考えると、1泊800円台で採算取れるのかと考えたが、おそらく何十年も続いているので大丈夫なのだろう。

パークインのおすすめポイント

  • ネットで予約できる、新今宮駅近辺の個室宿の最安値(700円台で泊まれることもあるらしい)
  • 掃除のおばちゃんが丁寧で優しい
  • 適度な「ドヤ」感があり、西成らしさを感じたい方におすすめ

パークイン

住所:〒557-0002大阪府大阪市西成区太子1-2-16

TEL:06-6649-6191

FAX:06-6649-6191

交通アクセス:地下鉄御堂筋線 動物園前駅2番出口より徒歩にて2分

駐車場:御座いません。ホテル付近にコインパーキングは御座います。

チェックイン:15:30 (最終チェックイン:23:00)

チェックアウト:09:30

西成のドヤは充分泊まれるし、住めそう

以上、4施設のドヤを紹介したが、如何だっただろうか。

 

昔からのイメージで根付いてる3畳一間の「ドヤ」のイメージよりは、かなり綺麗で安全である。

ドヤというより、もはやちゃんとした「ホテル」寄りへとなってきているように感じた。

 

ネットで予約が可能な施設であれば、ある程度の清潔感と安全性は確保されているので、女性でも快適に過ごせるように思う

 

あくまで、今回ご紹介したのは新今宮駅近辺のドヤ。よりディープなあいりん地区にあるドヤは少し事情が違ってくる。

このほかに、あいりん地区の西成警察署近くにあるドヤに宿泊したのだが、一般的な女性が宿泊することを想定すると、ハードルが高いと感じたので、ご紹介にあたっては割愛させていただいた。

※危険な目に遭ったとかは一切ございませんでしたが、念のため

 

労働者の街から、バックパッカーの街へと変貌しつつある「西成」

 

その変化の節目を見届けるチャンスは、今だと思う。

 

変わりつつある街「西成」を、外部の人間ながら、これからも私は応援していきたい。

 

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